残波岬は干潮時？それとも満潮時？

残波岬、言わずと知れた沖縄本島最強のビックポイント。

ただ、スコーンとはずすときははずす。
まあ、マクロも面白いので問題ないわけだけど。
それでもやっぱりここでダイビングするからには、
一発大物を狙いたいところ。

で、エントリーするにはいつがいいのか。
何度か潜ってみた結果、
どうやら干潮から満潮に向かう、いわゆる上げ潮の時がいいみたい。
特に満潮ギリギリの潮止まり近くがいいようだ。

上げのときには基本的には南から北へ潮を走る。
それと、岸に向かっての流れができるので、
ちょうど南西から潮が入ってくることになる。

このときだと、リーフトップの砂などが流れ出ることがなく、
比較的透明度のいい海が期待できる。

また、大物達も潮の上流側へ泳ごうとするので、
残波岬の先端部分の深いところから、
我々がダイビングするところまで上がってくることが多いはずだ。

とゆーことで、ここは満潮時を狙って～ってことがいいみたい。

特に大潮のときはこの傾向が顕著。
干潮時は引きっぷりもスゴイけど、
水中の濁りっぷりもスゴクなるのが正直なところ。

逆に小潮のときであれば、
あまり上げ、下げに関係無く大物が出ることが多い。
まあ、潮も緩いのでどこにいてもいいや～って気持ちになるんだろう。

また、リーフトップでもある程度水深があるため、
満潮から干潮に向かう、いわゆる下げの時間でも比較的透明度がいいようだ。

ほんとはこれに合わせて入ったほうがいいんだろうけど、
やっぱ朝から潜って～ってことになっちゃうんだよねぇ。

大雨の後の奥武島

先週の話だけど、 夕方から夜にかけて大雨が。
大雨警報が発令されちゃうくらいの激しい雨。 
で、その翌日、からっと晴れてダイビング日和～なんだけど、
なんと奥武島が衝撃的な透明度。

 ちょうどマンツーマンでダイビングライセンス取得コースの講習だからよかったものの、
こんなの４名とかゲスト連れてたら、紐で持ってないと見失ってしまいそうなくらい。
 ちょうど、腕を伸ばした先が見えないって状態。 

その原因は水底につもったヘドロのような泥。
まさにレッドビーチを思わせるようなクリーミー（？）な浮遊物が。
着底しようものならとんでもないことに。 
でも、講習ポイントでもあるので、 皆さんフィンキックで舞い上げまくり。
まさに煙幕を焚きながら泳いでるようなものである。 

スキルをやろうとしても、 ちょっとバタバタするとあっという間に視界不良に。 
で、場所を移動、そしてまた視界不要。
また移動ということの繰り返し。 

しかも、上を見上げても水面が見えるわけでもなく、
潜降するときも水底が見えるわけでもなく、
そう、ものすごく深く感じるのでゲストのほうもビビリまくり。 

いや～、真夏でもこんなとんでもない状態になることがないよなぁ。 

大雨のあとの奥武島、まさかこんなことになろうとはビックリだったなぁ。

大度海岸の水路について

大度海岸。
沖縄本島南部のメインポイントだ。
ビーチダイビングでありながら、
ウミガメやマダラトビエイなどの大物もねらえるポイントだ。

ただ、アウトリーフに出るまでには、
水路を乗り越えなければならない。

この水路がやっかいで、
ときに激流になってしまうことが多い。
ある程度、満潮、干潮の時間を見れば判断つくだろうと思うが、
裏切られることが多々ある。

なぜか・・・？

干潮から満潮の時は水路は内へ、満潮から干潮の時はは外へ流れるはず。
ただ、満潮に向かう時間であっても、潮は内から外へ流れていることが多い。

海が時化ているときは、
アウトから東西に長いリーフを乗り越えてインリーフに流れ込む。
特に最干潮から満潮に向かうときであっても、この乗り越えてくる水がインリーフを満たすことになる。
ほんとは帰りが楽ちんのはずが、思いっきり逆走ってことが多い理由だ。

そう、水路は基本的に干潮時から数時間経過しないと内側に流れることはないと思っておいたほうがいいかもしれない。

ましてや、干潮時を狙ってダイビングして、行きも帰りも流れに乗っていこうなーんて考えないほうが身のためだ。

ま、帰りは水路を通ることはあきらめて、リーフをよじ登るのが賢明なのかもしれない。

台風の当たり年？

今年の沖縄本島はほんとに台風当たり年だ。

もうすでに、片手では足りないくらいの台風が接近している。
昨年までは、石垣島、宮古島がちょうど台風の通り道になっていて、
沖縄本島に関してはほとんど直撃は無い。

しかも、石垣、宮古で大きな被害を与えているが、
本島までくる頃には勢力もかなり衰えているというのが通説だったりする。
なので、ここ最近の本当は台風は来ないというジンクスまでできちゃったり。
そういや、昨年、一昨年なんか直撃は無かったような気がする。

ただ、今年は台風の発生場所がサイパン付近ではなく、もっと北東より。
そのまま太平洋を勢力を強めながら北上し、
沖縄本島にドカンと直撃パターンが多い。

これだと、発生から本島接近までの期間も短く、
またスピードも速いのでより強い風が吹くことが特徴だ。

ん～、今年はいったいなんなんだろうって思うけど、
過去２０年ぐらいのスパンで遡ってみると、
実はここ最近が異常で、
ちょくちょく台風が接近している今年が正常だったりもするんだよねぇ。

泳ぐヒラムシってどうなんですか？

最近、なぜか泳いでるヒラムシをダイビング中によく見かける。

ヒラムシ自体はかなりどこにでもいる。
おぉ、ウミウシ見っけ～って喜び勇んで、
実はヒラムシだったってことでがっかりすることも。

ちなみにヒラムシは扁形動物門、ウミウシは軟体動物門と全く別の生き物。
ヒラムシはサンゴやイソギンチャクに近い仲間で、
ウミウシのほうはなんとイカやタコに近い仲間。

まあ、ようするに単純な構造になってるってことですな。

ただ、動きはウミウシ以上に活発。

そしてときにこのように泳ぐことも。

この写真は８月１日の砂辺でのナイトダイビングにて。

クネクネと意志を持って動いているようにも思える。

ちなみにこのヒラムシを泳がせようとしても、
そうは簡単に行かない。
団子状に丸まってオシマイってことが多い。

ただ、最近、気が付いたけど、
黒っぽいヒラムシは泳ぎやすい。

あと、団子状になってもしばらくすると泳ぎ出してくれることが多い。

泳いでる姿はほんとキレイなんだけどなぁ。

今度は台風６号か！

昨日ぐらいまで台風６号が沖縄に接近中。

今回は太平洋からイラッシャーイってね。
大抵は石垣、宮古を経由して、沖縄本島に接近することが多いけど、
今回はかなりレアケース。

しかも、石垣、宮古を通らない分。
勢力を維持したままの接近となるので、
かなり警戒していたりもする。

ただ、結果としてかなり外れてくれたので、
助かった～ってところが正直なところだ。

台風は海上だと湿った空気をどんどん吸い込むので発達する。
逆に、陸上を通ると湿った空気が雨となって放出され、
勢力が弱くなるのである。

今回のように、東に台風が抜けるということは少ない。

この場合は、風は北→北西→西→南西というふうに西回りで変化する。
こうなってしまうと、
台風に強いと言われる恩納村も真っ先にアウトということに。

そればかりか、東に台風が存在するため、
東海岸はウネリの影響をモロに受ける。
西は風がバンバンあたり、東はウネリがバンバンあたる。
まさに八方塞というパターンに。

ただ、ラッキーにもかなりそれてくれたのは不幸中の幸いかもしれない。

うちもなんとかメニューを中止にすることなく切り抜けることができたのだ。

けど、東に抜けるパターン。
かなり勉強にはなったなぁ。

ちなみに、最接近時、波高６ｍで奥武島が問題無く入れました。
満潮、干潮を考えれば、
ひょっとするとまだまだイケるのかもしれませんなぁ。

まっ、無理は禁物ですけどねぇ。

これから台風シーズン。
毎年だけど、奥武島が賑わうことになるんだろうな。

最近、奥武島にトウアカクマノミが！

最近、というよりも台風２号以来ですが、
なんとダイビングライセンス講習のメッカともいえる奥武島に、
トウアカクマノミのベイビーが出現。

まさかこんなところで見られるとは・・・。

トウアカクマノミは西海岸と恩納村のボートポイント「山田」や、
慶良間だと「阿護の裏」などで見られるのみ。
それが以外ではなかなか一般ダイバーがお目にかかることは少ない。
あっ、万座のほうでも見られるみたいですけど・・・。
（私は万座を潜らないポリシーなので見たこと無いので）

それがなんとお手軽な講習ポイント「奥武島」で見られるなんて。

ここはときおり、おぉ～って思うようなレア物が出没。
→奥武島のレア物生物
ニシキフウライウオをはじめ、イッポンテグリなど、
ここ最近だとテングカワハギがずーっと居ついてましたねぇ。

そして今、ここに小さなトウアカクマノミの幼魚が登場。
まだまだ小さいのですが、
体の模様はクマノミのそれとは明らかに違う。

ん～、ほんと奥が深いポイントかも。
最大水深はわずか８ｍぐらい。
ポイントとしての広さも、砂辺No1の最初のガレ場より小さいぐらい。

ただ、この閉じた生態系のたまに、
突如として現れるレア水中生物に驚かされることが多々ありますねぇ。

台風２号により停電しちゃうと？

先月末、猛烈な勢いの台風２号が沖縄本島を襲いました。

直撃は久米島なんですが、
台風の右半分が風が強くなるという現象によって、
本島が大きな影響を受けたみたいですね。

最大瞬間風速はなんと５５ｍ。
信じられない。
けど、昨年を見てると、
石垣、宮古だとこのクラスの風がよく吹いていたような気がするけど。

そして停電したところも多かった。
那覇市内は復旧が速かったのですが、
やはり地方は翌朝まで停電しちゃってるところもあったそうな。

そう、実は今日のゲスト、沖縄市在住なんですが、
翌朝10時くらいまでずーっと停電。
まあ、家でおとなしくしてればいいじゃんって思えるかもしれないけど、
勿論エアコンは使えないし、冷蔵庫もうっかり開けられない。
さらに、一番致命的なのは、外からの情報が全然入ってこないこと。
台風は過ぎ去ったようだけど、いつ電気が復旧するのかとか、
他の地域はどうなってるのかって情報がまったく・・・。

丸１日ぐらいだったらいいけど、
こんな状態が数日間も続いた被災地の方のことを思うと、
ちょっとラジオぐらい買っておいたほうがいいかもって思うくらい。

これを機会にちょっと我が家の防災体制を見直したほうかもしれませんな。
思いつく限りを列記。
・ラジオ
・懐中電灯
・電池予備
・水
・食糧（カロリーメイト）
・雨合羽
などなど。

ん～、うちには何一つ準備がないじゃないか！？

５月の売上げ、終わってみれば好調♪

月の初めには危惧されていたお店の売上げ。
例年から比べると、
かなり好調な結果で終わりましたね。

やはり主力はエントリーレベルのダイビングライセンス取得コース。
最終日のボートオプションで慶良間へ。
さらには追加ダイブも頂いて、嬉しい限りですな。
梅雨の真っ最中ですが、
意外と慶良間のほうは晴れていたなーんてことも多かったのもプラスに。
やっぱ天気ってかなり重要かもしれない。

それと、やはりリピーター様様だったかも。
震災直後にキャンセル頂いたお客様が再度リベンジってケースや、
フワリと時間ができたのでファンダイビングで潜りに来てくれるという方など。

先月はやはり関西方面の方が多かったけど、
今月に入って関東方面のゲストが戻ってきたって感じですね～。

こと沖縄に関して言えば、当初危惧していた観光業界の冷え込みは、
思ったよりも少ないのかもしれない。
意外と今年の夏は、予想に反して巻き返すのかもしれない。

ちなみに先月は２割超減ぐらいの観光客数。
→沖縄タイムス｜４月観光客数２１．３％減
そんなに減ったのかーって感じもするけど、
記事の中では意外とGWは好調だったとの記載が・・・。

ん～ほんとこの先どうなることやら。

今年のＧＷは空いてるな～。

当初の予想通りなんですが、
今年はほんと沖縄へ来るダイバーが少ない。

いや、沖縄には来る人も少ないんだけど、
さらに、ダイビングをする人が少ないってのが正確な表現なのかもしれない。

震災後の自粛ムードなどもあり観光客全体数も激減。
さらに梅雨入り発表で、フラッと体験ダイビングなどに参加する方も激減。

とゆーことで、今年はある意味？平和なＧＷを過ごしております。

例年だと、ボートの手配、タンクの準備でもうテンテコマイ。
けど、今年はいつものショップからタンクを借りることができたし、
ボートのほうもあっさりとＯＫと。

ほんとうちのような弱小ショップだと、
予約にはまだ余裕があるんだけど、この船とタンクの都合がつかないので、
人数を取ることができないってことになるんですが・・・。
タンクなんて前日にならないと借りれるかどうかわからないなんて状態で、
ほんとにヤキモキする日々を送るＧＷになるんですけどねぇ。

けど、一番ダメージを受けているのは、
やはり体験ダイビング、シュノーケルがメインのゲスト。
もともと、一般の観光客なので、それほどマリンレジャーへの思い入れは少ない。
そんな中、この自粛ムードでパーっと沖縄へ来る気にはなれないだろう。

しかも梅雨入り。
海況はＯＫでも雨だからキャンセルしますってゲストも多いだろう。
そして、こっちにきてから、ちょっと潜ってみたいってゲストもいないだろうし・・・。

特に体験ダイビングがメインのショップだと、
一人のインストラクターが大人数を連れていくことができないので、
どうしてもある程度のスタッフ数が必要になる。
なので、非常勤としてヘルプさんを入れることになる。
売り上げ減どころか、経費も膨らみ、収益がほとんど出ないってことにもなりかねない。

夏本番へ向けて、まず最初のフルイがこのＧＷなのかもしれない。
ここで体力の無いショップは真っ先に淘汰されることになるのかも。

う～む、ほんと世知が無い世の中になってますなぁ。

沖縄便の飛行機が減ってるんですが・・・！

3月11日、東日本大震災の影響もあり、
自粛ムードを受けて、旅行者の数がぐっと減ってるそうな。

沖縄でも観光客がかなり少ない。
そしてもちろんダイビングのお客さんも激減している状態。
もともとこの時期はゴールデンウィークを控えてお客さんは減る時期ではあるんですが、
大手ショップなどでは、ＧＷすらも客の入りが少なく、
本当に経営的にヤバイ状態となっているそうな。

そんな中、追い討ちをかけるように、
なんとＡＮＡ、ＪＡＬさんが東京、福岡便で欠便を発表。
→東日本震災の欠便情報｜ＡＮＡ
→東日本大震災の一部欠便｜ＪＡＬ

う～む、自粛ムードでなかなか旅行が難しい中、
飛行機まで減らされてしまっては観光業界は大ダメージになること間違い無し。

やはり何か副業でも探さないとヤバイのか・・・。
以前、震災直後で可能性もあるとして書いた記事が現実のものとなりそうかも。
→ダイビング以外の副業

う～む、でも不定期にゲストが入るダイビングの仕事と両立できる仕事って、
なかなか探しても無いんですよねぇ。

あとは、少なくなった観光客の方をいかにして自分のショップに呼び込むか。
ただ、最近はこの業界でも価格破壊の波が・・・。
→ダイビング業界の価格破壊
ただでさえ、燃料高騰の煽りを受けて、乗船代やタンク代が値上がりする中、
なんとお客様へのコース料金については下落する一方。
薄利多売な傾向があるので、薄利少売という最悪の事態に・・・。
ゲストが少ない→価格を下げる→もっとゲストを増やす必要がある→さらに価格を下げる。
もう完全に悪循環になってるダイビングショップが増えてきている。

ただ、うちとしてはこんな風潮に流されないように、
ここはなんとかうちのショップらしさを出して、
コアなゲストをしっかり獲得したいとは思いますね～。

最近、爆発的にウミウシが大発生

最近ですが、どこのダイビングポイントに潜っても、
ほんとウミウシ祭りってぐらいに見つけることができる。
沖縄本島や慶良間に限らず。

あの伝説のウミウシの聖地、レッドビーチが封印されてから、
ウミウシ好きなショップが苦労する中、
これはいい傾向かもしれない。

今となっては、別にレッドが入れなくても大丈夫じゃんって感じ。

事実、ほかのショップとの間でも、
今年はほんとウミウシが多いということで意見が一致している。

うちも今年になってウミウシ図鑑なるものを作っちゃうくらい。
気になる方は見てみてください。
ま、図鑑というよりも、
ウミウシに興味を持ってくれるダイバーが増えてくれればって思いですけど。

→沖縄のウミウシ

実はウミウシって冬になったら出てくるってイメージがあるんだけど、
本当に数が増えてくるのは春になってから。
出始めが冬であって、本格的に数が出そろうのは春ってことになる。
そして夏になると減り始め、秋になると枯渇する。

う～ん、なんとも不思議な生き物なのだ。

ただ、沖縄の海で潜るようになってから早７年。
この本格的に数が出てくる時期が年々遅くなってきてるような気がする。
やっぱ温暖化と何か関係しているのか・・・。

巨星落つ！

前回のブログにも書いたけど、
これからのダイビング業界、苦しくなるって話。

そんな中、沖縄でも5本の指に入るくらいの規模、そして集客力を持った大規模店が、
なんと今月いっぱいでお店を閉めてしまうという噂。

これには正直驚かされてしまった。
以前は数多くのインストラクターを擁し、
ダイビング船も２艇オペレートしていたショップ。

ただ、近頃はあまり景気のいい話は聞かないし、
スタッフもめっきり減ってしまったとのこと。

けど、まさかつぶれるようなことはないと思ってたのに。
いつかまた盛り返せると・・・。

これから夏へ向けて忙しくなるというのに、
このタイミングってのも驚きだ。

やはり震災の影響が大きいのかもしれない。

それと、オーナー自身、このタイミングであれば、
どこか他のショップで拾ってもらえるかもしれない
というスタッフを思う気持ちなのかもしれない。

いずれにしてもコレを皮切りに、
夏を前にしてパタパタとつぶれてしまうショップが増えてきそうな気がする。

ダイビング業界はどうなるのか！

朝からテレビ、ネットでは東関東大震災のニュースでもちきり。

こんなときに、沖縄へダイビング旅行なんて、
ちょっと周りの目を見ても、行くことには勇気がいる。

と、いうよりも僕だってこんなときに会社を休んでまで、
遊びに行こうなどとは思わない。

とゆーことで、当店でも東北方面のゲストだけでなく、
関東方面のゲストも全般的にキャンセル。
まあ、こんな時だから仕方の無いことなんですが・・・。

ただ、震災から早１週間。
もうそろそろ事態が収束に向かってもいいんじゃない？って思うところですが、
事態はさらに深刻な状況に・・・。

そう、福島第１原発において大きな火がまだくすぶっている状態。
こいつが大きな火になってしまったときには、
今回の震災以上の被害を被ることは間違いない。

しかも、普通の火ではなく、核の炎。
今日、明日でなんとか事が落ち着いたとしても、
そう簡単には消えないし、おそらく数日のオーダーではなく、
数週間のオーダーで予断の許せない状況が続きそうだ。

そんな状況が続き中、ここ沖縄ははっきりゆって平穏な日々。
おそらく原子力発電所の話が無ければ、
津波が来ない時点で日常生活に全く問題無いと思ってる人が多い。

ま、南国の人は往々にして楽観的な人が多いのだ。

ですが、沖縄はその収入の多くを観光産業によって成り立っている。
それが、徐々にではあるけど、ダメージを受けていることは間違いない。
今後、震災の影響が長期化すれば、
県外からの観光客をあてにした職種で大きな打撃を受けることは必至だ。

ホテル、観光地、お土産物屋、そして我々ダイビングショップは大打撃。
一昨年は大不況、昨年はインフルエンザ、そして今年は大震災と、
３年連続、沖縄を訪れる観光客は減りつつある。

特に、今月末には海開き、観光客も徐々に増えてくるという最中のこの災害。
なんとか冬を乗り越えて、さぁ夏だ、ガンバロウというときに、
出鼻をくじかれるような思いかもしれない。

被災された方には募金という形で力になってあげたい。

しかし、その募金するだけの余裕を作る術が見いだせないのだ・・・。

うちみたいな小さなショップであれば、
無きに等しい収入がほとんど無くなるだけだからいいけど、
船や広い店舗、多くのスタッフを抱える大規模店は、
本気で今年が大きな山場をむかえることは間違いないといってもいいだろう。

冬の残波岬ってどうなんですか？

昨日、ちょうど南風。

ならば！ということで残波岬でダイビングしてきましたよ。

水面は多少波あり。
いやリーフエッジは巻いていたかな。
真栄田岬はベタ凪でも、
南西よりの風が入ってくると残波岬は波があたるみたい。

潜ってみると、透明度はまずまず。
２０ｍぐらいは余裕で抜けているのでは・・・。

ただ、透明度がいいのはいいんだけど、
流れがかなりきつい。
中層泳ぐのがちょっとしんどいくらい。

小潮でこれだから、大潮だったら水底から離れられないかも。

見た大物はネムリブカ、バラクーダ・・・のみ。

マクロではピグミー、ユキンコ、ウミウシ少々。

う～む、ここって夏のほうがウミウシが多いかも。
冬だからといって爆発的に増えることはない。
むしろ、夏場のほうが珍しい種、大きな種が増えてくるかも。

おそらく、北風ピューピューでエントリーできないときなんて、
もう強烈に流れているはず。
なのでウミウシ達も岩の奥深くに隠れるか、
ぶっ飛んでいっていなくなるというのがおちなんだろう。

けど、この時期でも残波に入れたってのはうれしいよねぇ。

器材を激安販売しているソニアって？

今日はダイビング器材を安く揃えるための情報を。

当然ですが、近所のダイビングショップなんかに行っては、
はっきりゆってほぼ定価に近い金額で買わされるのがオチです。
ましてや、自分がよく利用しているサービスだと、
断るに断れないのが心情ってもんでしょう？

そんな方に安く器材を販売しているネットショップをご紹介。

まずエントリーナンバー１はソニア。
ソニアダイビング
なんでこんなに安いの～って商品がたまに出てたりする。
だって、僕らが仕入れる金額よりも安かったり・・・。
ショッピングカートのメニュー最下部の「特価案内」から見ることができますよ。

あとは、かなり謎ですがたまに書いてある「ポイント還元」。
以前、電話で問い合わせたところ、
なんと購入確定後に還元ポイントが１ポイント１円で値引きされます。
どうやらメーカーとの絡みがあって、こんな面倒な表現をしているらしい。
ＢＣＤとかレギュレーター購入の際にはよくチェックしてほしい。
当然だけど、これらは「特価案内」には掲載されていないので。

品揃えはかなり豊富。
よくもこれだけ仕入れられるなって感じ。
中にはこんなの業者しか買わないよなーって思うようなパーツ類とか、
えっ買っちゃっていいのーって思うような手もりとか。
ま、無いものは無いと思ってくれても大丈夫かも。

僕自身も何度かダイビングショップ用の器材を購入しています。
対応のほうはクイックでそして親切。
梱包はすべて地球環境を考えて再利用品。
（ま、単に経費削減という言葉で片付いたりもするけど）

さらには在庫がなかったもの、仕入れられなかったものについては、
ちょっとグレードアップの品で代替されていたりするとこが心憎い。
特にセット品で購入するとゲージ類の入れ替えはよくあるようだ。

ただし、注意してほしいことが一つ。
ダイビング器材販売に熱心なショップでは絶対この話はしないこと。
なぜなら他のお客様の耳に入るとたいへんだからね～。

【ＰＲ】
ビーズアクセサリー（ネックレス、ブレスレット、リング）、資格取得（ビーズスキル、アートステッチは沖縄那覇の「ＫＡＮＡ　Ｂｅａｄｓ」へ
沖縄ビーズアクセサリー
http://www.kanabeads.com/

コンデジで失敗のない水中写真を撮るには？

とても意味深なタイトルでスタートです。

コンデジ（コンパクトデジタルカメラ）で水中写真をそれなりに綺麗に撮るコツをご紹介。
もちろん外付けストロボは無し。

水中写真に関しては、僕もガイド中にログ付け用に撮ったりします。
当然ながら自分の撮影した写真をもとに解説をしたりするので、
最低限、ピントが合っていることが条件となります。

当然ながら、一つの被写体で粘るわけにもいかないので、
せいぜい１、２枚ってところでしょうか。
それで、それなりに見れる写真を撮るって結構難しいです。

細かい説明は抜きに、ウミウシなどのマクロ写真を撮るコツについて。
カメラのフィルム感度（ＩＳＯ値）はＩＳＯ２００に固定。
これは出来るカメラ、できないカメラもあったりしますけど。

そして絞りは中間に設定。
僕のカメラだとズーム無しでf値は1/4.7くらい。
ちなみに最大の解放だと1/2.5になります。

これで、最大ズームをかけて30センチくらい被写体から離して撮影すればばっちりなはず。

でもこの被写体からカメラを離すのが難しい。
ついつい大きく撮ろうと思って、近づきすぎてしまう人がほとんど。
撮った写真が片側だけ明るくなっちゃうって人はこの傾向があるかも。

まずは陸上で消しゴムとかで練習するのも一つの方法かもね～。
あ、でもカメラはハウジングに入れた状態で！
実は近づきすぎて影になるってのは、
ハウジングのズーム用に伸びた部分が原因だったりするんですよねぇ。